自己紹介


 もうすぐバリウムを飲まなければいけないアラフォー現役高校教諭(教員生活18年目)です。


プログラミングとの出会い


 小学生の頃家にあったラップトップでBASICに触れたのが始まりでした。簡単なクイズゲームを作ったのを覚えています。行番号を書いて、上から順に動いていくというプログラムで、どうやっていろんな処理をしているのか不思議に思っていたことが、プログラミングへの憧れだったと思います。

 大学では物理を学んでいたので、シミュレーションのためにFortranをやりました。でも1年の半期しか勉強しませんでしたし、それよりも楽しいことがいっぱいあったのでプログラミングにハマることはありませんでした。

 転機はVBAとの出会いです。当時トランポリンの全国大会で審判をしていたとき、各審判が入力したスコアが瞬時に集計されて表示されるシステムに感動て、「自分でも作ってみよう」と思いました。はじめはスコアを自動で計算するだけのExcelシートを作りましたが、あるときVBAでExcelをデータベースのように動かすことができると知り、試しにやってみました。すると上手いこと動いてくれたので、本格的に開発に着手しました。cgiで端末からPCに入力したり、VBAで結果表や順位を印刷できるようにしたり、管理画面を作ったりとしているうちに、一つの形ができあがっていきました。


プログラミングその後


 YouTubeで「Javascriptでテトリスを作る」という動画を見て、全く同じようにコードを書いてテトリスを作ってみました。作りながら配列や関数の使い方を学んでいきました。YouTubeにはこの手の解説動画がいっぱいあるので、独学には困りません。スーパーマリオブラザーズも作れちゃうのは驚きでした。

 その後は自分がやりたいことを実装するためにソースコードを探し、自分の欲しい機能に書き換えるという形でプログラムを勉強しました。そこで学んだやり方を応用して学習アプリや業務効率化ツールを作っていきました。今主に使っている言語はPHPとJavascriptで、たまにGAS(Google Apps Script)を使っています。


教員になってからの歩み

大学〜1校目

 大学卒業後に採用されて、ずっと教員として働いています。

 持っている免許は高校理科。専門は物理です。大学時代は理論系の研究室に行こうと思っていましたが、学力が足りず断念。4年で卒業して教員になることを決めていたので、大学院には行ってません。今思えば、あと2年ちゃんと勉強しておくべきだったなぁ。ちなみに研究テーマは超伝導。高温超伝導体の性質を調べていました。(たった1年しかいなかったので、研究と呼べるような研究はできていません)

 振り出しの学校は都市部の進学校でした。運良く物理の授業を持たせてもらい(物理をやってる学校って意外と少ないんですよね)、いきなり受験間近の3年生を担当しました。1年目は特に分掌の仕事も多くなかったので、好き放題物理講習をやりました。自分が担任を持った年は、それまででは考えられない人数の生徒が物理を選択してくれました(机が足りなくて、特別教室で授業したほどです)。そして過去最高のセンター平均点を叩き出し、自信を付けました。


2校目〜現任校

 新卒5年目で異動となり、田舎の1間口校へ赴任しました。理科教員は自分ひとりだけ。そして物理は教育課程にありませんでした。科学と人間生活、生物基礎、化学基礎のほか、何故か免許外で情報処理を教えることに。めちゃめちゃ苦労しました。特に1年目は着任早々担任を持ちましたから、学校で教材研究する暇がなく、家に帰って子どもを寝かせてから、深夜1時ごろまでかかって次の日の授業の準備をしていました。大変でしたが、理科を教えることにたくさん向き合った経験が今の自分の力になっていると思います。

 前任校は理科教員3人に対して物理専門が2人もいるという珍しい環境でした。最初の1年は科学と人間生活、化学基礎、化学、地学基礎を担当しましたが、これもまた大変でした。地学は習っていませんし、自分で勉強したこともありません。とにかく必死で勉強しました。といっても進学校ではないので、受験対策の授業をしても意味がありません。いかに興味を持ってもらえるか、楽しんでもらえるか、わかってもらえるかを考えて、実験や簡単なフィールドワークなどを取り入れて、授業を工夫しました。


 とりとめもなく自己紹介を書いてみました。これからブログでいろいろ発信していこうと思うので、ぜひ御覧ください。